JTCの圧倒的な安定を捨ててまで転職をした本当の理由

特に2社目の会社は、歴史も長く業界最大級ということもあり、非常に安定した会社でしたが、同時にたいしたスキルがないのにプライドだけ立派な社員が多く非常に過ごしにくかった。

更に加え特にスキルや知識がなくとも社内政治が上手い人間(上に尻尾を振る犬みたいな姿)が出世をしていく企業柄であり、令和のこの時代、ダイバーシティが叫ばれるなか『異を認めない』かなり珍しい企業であったと今振り返ると思います。

前段で私がこの企業に良い印象を抱いていないことはうっすら伝わったかと思いますが、新卒入社の会社でもそれなりの理由があって転職を決断しました。

今の会社に何かしらの不満を抱いている方や転職を考えている方が、この記事を通して『発見』があれば幸いです。

目次

新卒で入社した企業で…

新卒で入社した企業にはお世話になったと思っています。この会社があったから今の私がいます。この企業に私は育てられたといっても過言ではありません。

とある日系Tier1の会社だったのですが会社の業績が悪く外資と手を組み上場廃止となります。グローバルで展開する企業で海外にも自社工場を持つ企業でした。

若い人は優秀な人間も多く様々なことに精通しているエンジニアも多かった印象です。(当時、私は品質保証だったので設計サイドはあまり詳しくないですが…)様々な先行開発にも手を出し、技術力は比較的あったような気がしています。

管理職も機能せず、勤務時間の多さや部門内のバラツキ(働かない人と働く人の差が激しい)が酷かったです。もう少し管理職が機能していればこの会社は辞めなかったのではないかなと思います。とはいえ、非常に風通しもよく、良い会社だったと振り返って思います。

個性豊かな人が集まり、その個性は尊重するような企業柄だったので自分にとっては過ごしやすい環境でした。

スリーピー課長:魔法にかけられた如く突如と寝始める管理職

私が新入社員のときの初めての課長のこと。後に取締役となった出世コースの本部長と関係が固く、この課長も出世コースに乗ってる人でした。

部下には強気で上司にはヘコヘコ。特に出世する上司とそうでないのを見極める力は素晴らしかったです。

そんな彼のどこがポンコツだったのかというと、普通に勤務中『寝始める』という、だいぶ強い癖を持ってました。

そりゃ部下からもなめられます。慕ってる人はゼロでした。

会社で寝てる人って初めて見たし、以降もこの人が最初で最後の存在となります。それが管理職って笑っちゃいますね。人間性がどうとかではなく、そもそものレベルが違いすぎるのだと思います。

顔から嫌味が滲み出てるブス:自身の容姿に気付かず人を誹謗中傷する変り者

次にご紹介したいのが、海外駐在から帰ってきて尖ってたのか誹謗中傷が大好きな私の上司のご紹介です。

彼は海外駐在を経験し当時38歳くらいで課長職にあがった人間でした。初めてのマネジメントということもあったのだろうと思うのですが、当時3年目の私は彼の絶好のイジメターゲットとなります。

とにかく毎日、誹謗中傷。具体的には『顔がアンパンマンみたくパンパンだなお前』とか『お前は昼礼に呼んでねえよ』とか『帰って良いよ』とか、毎度昼礼の際にチームメンバーの前で堂々と言われ続けました。

時には嫌な思いもしましたし、本当に会社へ行きたくないと思った日も続きましたが、そいつの顔がマジでブスすぎたのが救いだったのです。

想像してみてください。

どんなに何を言われようとも見た目が『性格の悪いブス』。ルックス最悪や体格、服装も全て微妙です。私は変えようがない容姿などは一番誹謗中傷してはいけないところではないと考える人間なのですが、あまりにブスから私の容姿について誹謗中傷を受けるので、次第に『こいつまじで終わってんな』としか感じなくなりました。

そんな自分の権威を行使し部下に誹謗中傷するブスでしたが、たまにチームメンバーの前で『子供が学校でいじめられててさ』とか『夫婦関係最悪で口聞かない』とか彼が言ってました。

『うん、でしょうね。あんた魅力ないし、親がこんなんなら子供もいじめられるわ。』としか感じません。

とはいえ言っても課長。

当時の私が言い返せるわけありませんし、誹謗中傷を言われてるのは私であって、他の誰にも頼ることができませんでした。

約半年したくらいでしょうか。当時の会社には部下が上司を評価するシステムがあり、その課長の結果は全管理職の中でワースト1位を叩き出したようです。

彼は彼の上司と面談をして、部下の数が激減しました。今となっては何やってるかよくわからない仕事をしていると風の噂で聞きます。

彼から学んだことは『誹謗中傷はダメ』『自分の見た目って鏡見なきゃわからない』『性格悪いと顔に滲み出てきて子供や家族までも巻き沿いとなる』です。

今ならハッキリと言える。3年目相手にガチりすぎやろ!!

安定を求めて大企業へ…

確かに会社は好きだったのですが、丸4年が過ぎたタイミングで退職という選択をすることとなります。

当時、ガツガツ働き盛りだった私は部署が担当する顧客の8割を持つことになりました。ちょうど3年目半くらいのときです。

月の不具合レポートは何十枚と及び、選別や報告で飛び回ってました。そんな生活をしていた最中、妻が子供を授かりワークライフバランスを求め転職することを決断します。

部内で業務量の偏りが激しく、心も体も持たない。プレイベートなんて存在しませんでした。

当時はコロナ前だったのでFtoFの面接が当たり前です。なんとか半休を使い都内に面接しに行ったりしていました。体力も時間もない中でしたので、とにかく『今の環境を抜け出したい』一心で転職活動をします。

この焦りが後々、とんでもない方向に行くとは知らずに…

不安とワクワクが入り交じる中、初めての転職を経験することになります。当時、社会人丸4年を経て、5年目になるタイミングです。

言わずと知れた企業だと思います。

会社としては色々な事業を持ち、非常に安定している会社でした。今後の発展性も見込める会社です。

毎朝1時間の進捗管理:管理職の”管理”を履き違えたバカ

工場の品質保証に配属されることになります。そこで出会った某東京の大学院卒の勉強だけはできる『課長代理』

残念ながら彼は工場中から嫌われ、一度本社に飛ばされたけれど、工場への異動願いを提出し戻ってきたという過去があるようです。

元々いた技術系部門を志望していたのですが、どこも受け入れたがらず結局品証に配属されたと聞きました。

もうこの時点で『ヤバイやつ』オーラが凄いのですが彼が私の上司となります。

ちょうどコロナが始まった頃に転職をしたので、会社としても試行錯誤しながらテレワークを始めていました。

この課長は『毎朝○○時に、始業時は今日自分が何をして、終業時はその結果を報告してください』と。わかるけど、仕事ってその日に何やるかメール見て決めるし、PC開いてすぐその○○時にメールを送らないと『何やってたんですか?』と電話がくる始末。

やっぱ大企業の管理はすごいな笑

彼の技術力や知識は工場でもピカイチだったようですが、管理職よりも研究職の方が向いてると他部門の課長が言っていました。

管理というのは運営であってガチガチに縛るとは違います。こんな環境では、私のように異動願いを1年足らずで出していなくなる若手も多いのではないでしょうか。

私はまだ毎朝1時間でしたが、私と仲の良かったおっちゃん社員は毎朝2~3時間もその課長と電話していました。

即ち彼の午前中の仕事は、この電話で終わることとなります。まあ工場内で嫌われ人と仲良く話してる姿も見たことがないですし、仕事も振られてなかったので暇だったのだと思います。

このポンコツ課長が、自分の中で築きあげてる一種の王国に耐えられず、他の事業部へ異動することになります。

今思えば『こいつが異常』だと思っていたのですが、実際は『私がこの会社に合っていなかった』のだったと思います。早く気付いて、このタイミングで転職をすれば良かったのですが、残念ながら他の部門に希望を見出してしまうのです。もっとヤバイやつと仕事するとは知らずに….…。

彼から学んだことは『管理職の”管理”とは運営であって縛り付けることではない』『バカは縛り付けることはできるが、運営はできない。』です。

部門を転々とする今まで見たことない前代未聞の無能 『担当課長代理』

ここまで無能でプライドが高くアホな人間って見たことないくらい、無能の塊をご紹介します。

当時、私が異動したタイミングで同じく異動してきた3名(課長、係長、私)がいたのですが、他2名は営業からスタッフ部門へ異動してきた人間でした。

この2名ともいずれもポンコツだったので、今回はこの2人共ご紹介します。

はじめに課長の方ですが、絵に描いたようなポンコツ。自分の発言に責任がない(そもそも何を言ったか覚えていなく、その場しのぎの言葉)にも関わらず、自分のしてきたしたことに小さなプライドを持っていて『営業ではね〜』『君はマーケティングを磨かなきゃね』というクソどうでも良い、浅はかな知識をいただけました。

なお、彼は営業でも納品数を管理する裏方だったらしいのですが、一時期やっていた営業の顧客担当をずーーーっと引きずり、あたかもこの前までやっていたかのように語ります。

もうこの時点でセンスがないのですが、もっとアホなのが、バカはバカらしく黙っておいてくれれば良いものの『中途社員へ俺がこの会社を教えなければならない』と言わんばかりに雑務の押し付け始まるのです。

まあいいんだけどね…。お陰様で社内ニートになって次の転職の準備もできたし。

だけど、一応、私も車載の品証を通して彼らでは想像がつかないくらい過酷な世界を渡り歩いてきたわけですよ。転職なんてすぐできる自信があったので『社内ニート』を満喫して子供がある程度大きくなったタイミングで転職しよっかなって。

んじゃ具体的にどんな雑務を任されていたって?課長が…あ、違う『担当課長代理』が購読する雑誌の費用処理。あとは役員の部屋に設置する棚の発注。社内報の記事作成とか、まあ彼は一丁前に自分の秘書がほしかったようで、その秘書に私はされていたイメージですね。

上位層がしてる会議の議事録を見ながら2〜3時間、その議事録を発表してくれる『週報』。彼がその会議に出ててるならわかりますが出席していないわけですよ。ただ単純に議事録を上から下まで音読してくれて『これが次世代のナントカ印刷なんだ!』っと。

あたかも社名が自分の肩書のように思ってる典型的なバカでした。外から見れば、比較的評判の良い会社なんだけどね、その分バカも多い。

その他にもメールの宛先についてグダグダ言われたり、署名がどうのとか、マーケティングが、だの言われた記憶があるのですが…スマン何一つ覚えてねぇ….…。

彼から学んだことは『何もありません』

コンサル気取りの係長:得意技はイシューを探して三千里

彼は同期の中でも一番はじめに出世し、社内運動(上に尻尾を振る犬みたいな行為)も上手で『それっぽいことをそれっぽく言う』のが得意な人間でした。いわゆる『早く出世する』典型的なタイプ。

優秀そうですが、上には何も言えないザコでした。私が『担当課長代理』から仕打ちを受けていても、上には良い顔して『私は若手をフォローしています』と尻尾を振る。

私もバカではないので気付いているんですよ、立ち回りが上手いタイプ。いますよね、たいしたこと出来ないし、言ってもないのに『それっぽく振る舞う』のが上手なので好かれやすい。こういう人間が一番嫌いだし、たいした知識もない。

外部講習か本で得たであろう『イシューから始めよ』に影響され、毎日のように『イシューは何だ.…』『犬の道はダメだ.…』『ロジシン、ロジシンしないとね』

まあロジカルシンキング自体は悪い考え方ではないけど『意識高い系』『同期より出世してる』ことを自慢して、専門知識も特になく『イシュー』が口癖で思考が浅かった。

彼は『自分が教育してやってる』と思っているのだろうが、浅いのに否定が多くて面倒くさいので言われたことをとりあえずアウトプットして確認させて満足させて持ち上げておけば気持ちよくなってくれるので扱いやすかった。

コンサルに影響されてるんだろうな…ってね。だって社内のコンサルを見て『あ〜俺もPwCとか雇ってくれねーかな〜』と言ってたもん。コンサルはある程度の専門知識を得た上で就職するんやで。『イシュー』だけじゃきっと無理。

私が退職後にもSNSに『品証なのに抜け漏れ多すぎ、あー俺がちゃんと指摘してあげれば良かったな〜。次の会社でも同じならマジでウケる』と投稿をするくらいヤバイ奴。

抜け漏れが多いのではなく『その程度に扱っていた』んだよね。自分が確認し終わってる資料に文句を言うのは、私に文句を言うのではなく自分の確認漏れであることに気づきなさい。

まあそんな彼の作った資料も抜け漏れ多すぎてたけど、こういうタイプは自分の間違いに気付けないから成長しないだろうな。

ポンコツ課長からも『まあ自分にもミスあるからあまり言わない方が良いよ』と軽く注意促されてたが、聞く耳を持たなかったし。

彼から学んだことは『容易にマウントは取らない方が良い』『自分に自信もつのは大切だけど自意識過剰まで陥ったら終わり』『イシューだけじゃなくちゃんと真実を見る』です。

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この記事を書いた人

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外資系Tier1メーカーで品質保証をしています。ADAS部品の開発が本業です。

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