【IATF16949徹底解説】7.1.4.1 プロセスの運用に関する環境-補足｜要求事項の解説と解釈

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第7章　支援

7.1.4.1 プロセスの運用に関する環境-補足

について解説します。

ISO9001・IATF16949　第7章　支援

ISO9001 及び IATF16949 の第7章 は、以下の通りです。ここからが正念場になるので、是非一緒に頑張りましょう！
（下表の ”要求事項” の部分をクリックすると、解説ページにいけます。 ）

第7章の支援では組織の品質マネジメントシステムが効率的にPDCAサイクルを回すために欠かせない支援プロセスに関しての要求事項が書かれています。

7.1.4.1 プロセスの運用に関する環境-補足

当該項目の、IATF16949要求事項のポイントを自分なりにまとめてみました。

解説（5Sの徹底）

製造業にお勤めの方は分かるかと思いますが、この要求事項はとても当たり前の内容ですね。

ISO9001 『7.1.4プロセスの運用に関する環境（作業環境）』
でも同じようなことが書かれており、例えば心理的要因（ストレス、心のケア等）や物理的要因（温湿度、騒音、光等）をしっかりと、業務に支障がないように整える必要があるといっています。

IATF16949でも、ほぼ同じことを言っているので、この要求事項はあまり覚える必要がないかもしれませんね。

ただし、ISO9001と決定的に異なるポイントとしては、IATF16949の適用範囲は『遠隔地であろうとなかろうと、本社事業所や研究・解析サイト、物流拠点もQMSの適用範囲に含める“』ことでした。

すなわち、ここでいう事業所が示す意味としては、『工場現場の5Sが整っているだけではダメだよ。組織がもつ製品実現に関わる全ての事業所（拠点）においても5Sの指導を徹底的に行い、維持しなさい』という意味であると解釈をした方が良いです。

物流倉庫や開発・解析サイトにおいても、しっかり業務がしやすいように環境を整え、製品実現し、しっかり顧客へ製品を納品できるよう組織の拠点環境を整えなくてはなりません。

実例としては、ISO/TSのガイドラインに以下の事項を含んでも良いと書かれています。

・適切な廃棄条件

・適切なスペース及び保管条件

・清潔な、汚損を与えない輸送及び操作設備

・清潔な十分に明るい整理された作業場と検査場

・明確で目に見える、設備及びシステムの識別

・整理及び清潔さに対して定められた責任

IATF16949の適用範囲に関しては以下の記事でご紹介しています！

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本日は短いですが、以上です。

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